識別灯が点灯する瞬間

関東大手では数少なくなってしまった、通過標識灯や急行灯などと言われている二つ目のヘッドライトの識別灯の点灯義務が残っている京王、今回はどのタイミングでその識別灯が点灯するのかをまとめてみました。

1、営業優等列車

この場合では、快速以上の列車のことを指します。なので該当する種別は快速、区間急行、急行、準特急、特急となるのですが、これらの種別でも点灯しない区間があります。それは列車連別種別上では普通になる区間です。これらの種別では次の区間が該当します。

特急:無し

準特急:高尾線内

急行:無し

区間急行:府中以西、相模原線

快速:調布以西

それぞれこのようになっていて、実際私が百草園-高幡不動間で撮った快速列車の識別灯は消灯しています。


2,非営業列車

次に説明するのは非営業列車つまり、回送列車や試運転列車です。この列車たちは列車選別種別上ではそれぞれの列車によって変わっているので今回は数パターン紹介します。


1京王ライナー送り込み回送(8124レ)

この回送は高幡不動から新宿まで行く回送です。列車選別種別では次のようになっています。

高幡不動-府中:急行

府中-飛田給:普通

飛田給-新宿:急行

このように府中-飛田給間では普通、つまり各停と同じ扱いになっているので、識別灯は点灯しません。(運転士によって消灯することを忘れていたりするので確実性はありません。)


2、桜上水回送(8126レ)

この回送は高幡不動検車区から桜上水にある若葉台検車区桜上水派出所に8両編成を送り込むためにせっていされている回送です。先ほどと同様に列車選別種別ではこうなっています。

高幡不動ー府中:急行

府中-飛田給:普通

飛田給ー調布:急行

調布ー桜上水:快速

調布までは先ほどの回送と同じなのですが、調布より先はなぜ快速になっているのでしょうか、それは八幡山で2本列車と退避するためです。桜上水の4番に入れてしまったら解決するようなことを、なぜ八幡山でやっているのかが謎です。

試運転列車も紹介したいのですが、まだ調べることができていないので、今回は割愛させていただきます。

さて、どうでしたでしょうか。

営業ではあんまり点灯する瞬間が無いと思われてる8両編成単体は非営業だとよく点灯しているのです。このことを知っていると回送を見るのも楽しくなってくるのではないでしょうか。今回はここまでです。ではまた~


#京王


快特日記

基本的には京王のマニアックな部分のみをテーマとしています。たまに写真まとめや他社のことについて書きますがそこまで頻度は高くないと思われます。

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