8000系の分割時代の名残
今回は8000系にある分割時代の名残についてまとめてみました。
1.運転台撤去跡
分割時代の名残の代表としては現在10両編成を組んでいるすべての編成に元運転台があった車両が居ることではないでしょうか、8000系の中間運転台の撤去は2014年に8703Fを皮切りに始まり、2019年の8712Fで全編成の工事が終わりました。工事内容は京王重機らしい内容でしたが、今でも4,5号車の連結面を見ると他の号車と違っている部分がありわかりやすいと思います。
(before)
(after)
2.自連解結装置の位置
以前当サイトでも紹介した電車の全面のスカートの切り欠きの中にある箱の事です。この装置は6両編成と4両編成では基本的には、6両編成は新宿方、4両編成はどちらの先頭車にも付いているのですが、この8000系ではすべての先頭車についています。これは8000系が途中で組成を新宿側から4+6を6+4に変更したことが関係していると思いますが、登場時の写真などを見ると6両もどちらにも付いていたので、当初から柔軟な組成ができるようにしていたのではないでしょうか。
3.運転台
8000系の運転台はATC化によりデジタル式の速度表示機がアナログ式に変更されましたが、ここにも分割時代の名残があるのです。それは、運転台にもともとある両数表示機です。
マスコンで隠れてしまって見れないのですが、左手でつかむところの後ろにある黒い四角がその両数表示機なのです。7000系などではカードやサボ状のものを指す方式なのですがこの8000系では、ダイヤル式になっており簡単に両数が変わるようになっています。
以上が今の所私が把握している8000系の分割時代の名残です。ほかにも探してみると出てきそうですね。
今回はここまで
ではまた~
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